# 丸石が抱く南ローヌの夕陽、ドメーヌ・ド・ラ・ジャナスの2018年シャトーヌフ・デュ・パプ

> 南ローヌの実力派、ドメーヌ・ド・ラ・ジャナスが手がける2018年シャトーヌフ・デュ・パプ。グルナッシュの豊かな果実味にガリーグの香り、石灰質と丸石がもたらす骨格を重ねた、力強さと端正さを兼ね備える赤ワインです。

## Metadata
- URL: https://winenes.com/reviews/-chateauneuf-du-pape-2018-2
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- Published: 2026-10-16T09:03:01.15+00:00
- Updated: 2026-10-16T09:03:01.183413+00:00

## Wine
- Name: ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス - Châteauneuf-du-Pape 2018
- Producer page: https://winenes.com/producers/producer-1785175317766
- Price (JPY): 57800〜78200

## Tasting Note
- Score: 91/100

## Article

## 丸石が抱く南ローヌの夕陽、ドメーヌ・ド・ラ・ジャナスの2018年シャトーヌフ・デュ・パプ

### ドメーヌ・ド・ラ・ジャナスの歩みとクールテゾンの誇り

ドメーヌ・ド・ラ・ジャナスは、エメ・サボンが1973年にクールテゾンで創設した家族経営の生産者です。名は、プロヴァンス語で「ほうき」を意味する言葉に由来するとされ、現在はエメの子であるクリストフ・サボンを中心に運営されています。シャトーヌフ・デュ・パプのなかでも、濃密さを備えながら均整の取れたワインを生む造り手として、評論家や愛好家から広く高い評価を得てきました。

躍進を印象づけたのは、古木のグルナッシュに焦点を当てた単一区画・特別区画系のキュヴェです。「Chaupin」や「Vieilles Vignes」などは、熟成力と凝縮感を示す看板銘柄として知られています。一方、銘柄名をそのまま冠するこのシャトーヌフ・デュ・パプは、ドメーヌの複数区画を束ね、その土地らしさを正面から表現する基軸の赤です。2018年は南ローヌで降雨と病害への対応が問われた年ですが、厳格な選果を行った生産者では、果実の瑞々しさと親しみやすさを備える年になったと評価される傾向があります。

### Châteauneuf-du-Papeを形づくる古木とブレンド

ドメーヌ・ド・ラ・ジャナスのChâteauneuf-du-Pape Rougeは、グルナッシュを中心に、ムールヴェードル、シラー、サンソーを組み合わせる伝統的なブレンドです。ロットや輸入時期によって構成比の表記には差がありますが、グルナッシュがおおむね全体の3分の2前後を担い、赤い果実の厚みと温かみをつくります。ムールヴェードルは野性味とタンニン、シラーは色調と黒胡椒のニュアンス、サンソーは香りの明るさを補います。

単一区画名を掲げるキュヴェとは異なり、このワインにはクールテゾン周辺を軸とする複数の畑の個性が織り込まれます。表土を覆うガレ・ルレ、すなわち大きな丸石の区画は昼の熱を蓄えて夜間に返し、完熟を支えます。他方、砂質土壌は香りの繊細さを、粘土と石灰質を含む土壌はワインに緊張感を与えます。醸造では除梗を主体として発酵させ、抽出を見極めながら、コンクリート槽や木製容器を活用します。熟成は大樽（フードル）と小樽を使い分け、樽香で果実を覆うよりも、古木由来の密度とテロワールを保つ方針です。

### グラスの中に現れるガリーグと熟した果実

外観は深みのあるルビーからガーネット。2018年は若々しい赤紫の反射を残しつつ、グラスの縁にはわずかに熟成の表情も見え始める頃合いです。粘性は豊かですが、必要以上に重くは映りません。第一香では、ラズベリー、レッドチェリー、プラム、ブラックベリーに、甘草と黒胡椒が重なります。時間とともにドライハーブ、タイムやローズマリーを思わせるガリーグ、スミレ、なめし革、土の香りが開いてきます。

口に含むと、アタックは熟した赤系果実を思わせる滑らかさがあり、ほどなく黒系果実、スパイス、リコリスの風味が中盤を満たします。酸は2018年らしく比較的明瞭で、アルコールの温かみを整える役割を果たします。タンニンはきめ細かく、ムールヴェードル由来の芯が余韻を引き締めます。余韻には胡椒、乾いたハーブ、石を思わせるミネラル感が長く残ります。飲用適温は16〜18℃が目安で、若いボトルでは1〜2時間のデキャンタージュも有効です。市場推定で約68,000円という価格帯では、保存状態とキュヴェ表記を確認し、熟成の価値を含めて選びたい1本です。

### 食卓を彩る南仏料理と滋味深い肉料理

第一の相性は、ローズマリーとにんにくをすり込んだ仔羊肩肉のローストです。脂の甘みと香草が、グルナッシュの果実味とガリーグの香りを自然につなぎます。鴨胸肉を皮目からじっくりローストし、黒オリーブと赤ワインのソースを添える一皿も好相性です。鴨の鉄分を含む旨味には、ワインのスパイスとムールヴェードル由来の野性味が寄り添います。

より力強く合わせるなら、猪肉を赤ワイン、ジュニパーベリー、根セロリとともに煮込むジビエのドーブがおすすめです。また、牛すね肉と白いんげん豆を煮込むカスレ、焼きナス、ズッキーニ、パプリカを使ったラタトゥイユにラムチョップを添えた料理にも向きます。熟成によって革や森の下草のニュアンスが強まったボトルには、コンテや熟成マンチェゴなど、旨味の濃いハードチーズも合わせやすいでしょう。

### クールテゾンから広がるシャトーヌフ・デュ・パプAOC

シャトーヌフ・デュ・パプAOCは、ローヌ川左岸、アヴィニョン北方に広がる南ローヌの銘醸地です。中心となるシャトーヌフ・デュ・パプ村に加え、クールテゾン、ベダリッド、ソルグ、オランジュの計5コミューンにまたがります。ドメーヌ・ド・ラ・ジャナスの本拠地であるクールテゾンはアペラシオン北東部に位置し、砂、粘土、石灰質、丸石という多様な土壌を得られる場所です。

この地域の気候を決定づけるのが、乾燥した北風ミストラルです。強風は病害のリスクを抑える一方、夏の強い日差しと相まって、ブドウに小粒で凝縮した果実をもたらします。ラ・クローやレ・サーブル、レ・セレのように、土壌と標高、丸石の量によって性格が大きく変わるのがシャトーヌフ・デュ・パプの魅力です。ラ・ジャナスの2018年は、その複雑なテロワールを、過熟に傾けず、香り高く立体的に映す1本といえます。

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_本レビューは公開されている専門家評価・市場情報を AI が集約した推定値であり、執筆者による実飲に基づくものではありません。_
