# ナバーラ、エガ川の夕映えに熟すチビテ コレクシオン125 レセルバ2015の軌跡

> 1647年に遡るナバーラの名門、ボデガス・チビテ。その象徴的シリーズであるコレクシオン125 レセルバ2015は、ビジャトゥエルタのフィンカ・レガルデタで育つテンプラニーリョを主軸に、端正な果実味と樽熟成の複雑さを重ねた赤ワインです。

## Metadata
- URL: https://winenes.com/reviews/bodegas-chivite-coleccion-125-2015
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- Published: 2026-10-05T04:02:35.914+00:00
- Updated: 2026-10-05T04:02:35.928476+00:00

## Wine
- Name: Bodegas Chivite - Colección 125 2015
- Producer page: https://winenes.com/producers/bodegas-chivite
- Price (JPY): 10200〜13800

## Tasting Note
- Score: 93/100

## Article

## ナバーラ、エガ川の夕映えに熟すコレクシオン125 レセルバ2015

### ボデガス・チビテが継ぐ、1647年からのナバーラの記憶

ボデガス・チビテの家名がワイン造りの記録に初めて現れるのは1647年です。ナバーラ南部のシントルエニゴで1860年にワイナリーを設立した一族は、長い年月を経て同地方を代表する生産者の一つとなりました。スペインの伝統産地でありながら、国際品種の導入、畑の区画管理、現代的な醸造設備への投資を早くから進めた点がチビテの重要な個性です。

「Colección 125」は、1860年のワイナリー設立から125年を記念して1985年に始まったフラッグシップ・コレクションです。歴史を飾り立てるための銘柄ではなく、優良区画の個性を精密にワインへ移すという哲学を示すシリーズといえます。現在は十一代にわたる家族の伝統を背景に、ナバーラらしい日照の豊かさと、品格ある酸、熟成能力の両立を目指しています。

### コレクシオン125 レセルバを形づくるレガルデタの畑と樽

赤のコレクシオン125 レセルバ2015は、テンプラニーリョを主軸に、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロを組み合わせるボルドー的な発想を備えたキュヴェです。ブドウは、チビテがビジャトゥエルタに所有するフィンカ・レガルデタの畑から得られます。石灰質と粘土質を基調とし、場所によって砂利を含む土壌は、果実味の豊かさに輪郭と緊張感を与えます。

収穫したブドウは品種および区画ごとに選別され、ステンレスタンクで発酵・醸しを実施します。その後のブレンドを経て、フレンチオーク樽でおよそ14か月熟成させるのが基本方針です。新樽の香りを前面に出すよりも、テンプラニーリョの赤い果実、カベルネの骨格、メルロのしなやかさを一体化させるための樽使いです。2015年はスペイン各地で充実度の高い年と評価される傾向があり、このワインにも熟した果実と保たれた均衡が表れています。

### グラスの中でほどける、果実とスパイスの輪郭

外観は縁に熟成のニュアンスをわずかに映す、深みのあるガーネットからルビー。粘性は中程度以上で、グラスの内側をゆっくりと伝う様子にも凝縮感がうかがえます。第一香にはブラックチェリー、カシス、熟したプラム、乾いた赤い花。時間とともに杉、シガーボックス、バニラ、クローヴ、黒鉛、なめし革を思わせる香りが開き、熟成したレセルバらしい複雑さへ移ります。

アタックは丸みがあり、黒系果実と赤系果実の風味がすぐに広がります。中盤では細かくよく溶け込んだタンニン、穏やかな酸、樽由来のトースト香が層をつくり、単に力強いだけではない端正な構成を見せます。余韻にはダークチョコレート、甘草、土っぽいミネラル感が残ります。デカンタージュは必須ではありませんが、供出の30分前に抜栓すれば香りの細部が現れやすくなります。国内での市場価格は流通時期によって幅があるものの、おおむね1万2,000円前後が目安です。

### 食卓を彩る、レセルバの深みを受け止める一皿

熟成香と緻密なタンニンを持つこの赤には、焼き目や煮込み由来の香ばしさを持つ料理がよく合います。第一候補は、仔羊のローストをローズマリー、ニンニク、オリーブオイルで香り付けし、肉汁のソースを添えた一皿です。羊の脂の甘みがタンニンをなめらかに見せ、ハーブがワインのスパイス香と響き合います。

牛ほほ肉を赤ワインとフォンで長時間煮込む煮込み料理も好相性です。根セロリやマッシュルームを添えると、ワインにある土や森の下草を思わせる要素が引き立ちます。また、鴨胸肉を皮目からロゼに焼き、黒イチジクとバルサミコのソースを合わせる組み立てもおすすめです。より気軽には、イベリコ豚の肩ロースを炭火で焼き、パプリカを使ったロメスコソースを添えると、ナバーラと地続きのスペインらしい食卓になります。

### ビジャトゥエルタとフィンカ・レガルデタ、エガ川流域のTerroir

フィンカ・レガルデタは、ナバーラ州中西部、エステーリャ＝リサラ近郊のビジャトゥエルタに位置します。原産地呼称DOナバーラの中ではティエラ・エステーリャ地区に属し、エガ川の流域に広がる土地です。パンプローナの南西にあたり、ピレネー山脈側から届く大西洋の影響と、エブロ川流域から上がる地中海性の暖かさが交差します。

日中はよく晴れて成熟を促す一方、標高と夜間の冷え込みが酸を保ちやすくします。大陸性の寒暖差も、果皮の厚み、色調、香りの鮮明さに寄与するとされます。石灰分を含む粘土質土壌と水はけの良い砂利質の区画を見極め、区画ごとに収穫時期を調整することが、レガルデタのCruとしての表情をつくります。リオハの名声の陰に隠れがちなナバーラですが、この地では力強さと清涼感を兼ね備えた、独自の熟成型赤ワインが生まれています。

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_本レビューは公開されている専門家評価・市場情報を AI が集約した推定値であり、執筆者による実飲に基づくものではありません。_
