# 白い石灰岩に月光が宿る、ドメーヌ・ルフレーヴ2019プーリニー・モンラッシェの精髄

> コート・ド・ボーヌを代表する白ワインの名門、ドメーヌ・ルフレーヴ。2019年のプーリニー・モンラッシェは、熟した柑橘と白い花、石灰質土壌を思わせる緊張感を備えた一本です。村名格ながら、卓越した畑と醸造哲学が映るその魅力を紐解きます。

## Metadata
- URL: https://winenes.com/reviews/domaine-leflaive-puligny-montrachet-2019
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- Published: 2026-10-16T00:02:37.878+00:00
- Updated: 2026-10-16T00:02:37.895219+00:00

## Wine
- Name: Domaine Leflaive - Puligny-Montrachet 2019
- Region: ピュリニー・モンラッシェ (https://winenes.com/regions/puligny-montrachet)
- Producer page: https://winenes.com/producers/domaine-leflaive
- Price (JPY): 59500〜80500

## Tasting Note
- Score: 90/100

## Article

## 白い石灰岩に月光が宿る、ドメーヌ・ルフレーヴ2019プーリニー・モンラッシェの精髄

### Domaine Leflaiveの歩み――プーリニーを世界へ示した白の名門

Domaine Leflaive（ドメーヌ・ルフレーヴ）は、コート・ド・ボーヌのPuligny-Montrachet村に本拠を置く、ブルゴーニュ白ワインの最高峰の一つです。ルフレーヴ家は1717年からこの地に根を張りますが、現在につながるドメーヌの骨格を築いたのは、1905年に荒廃していた畑を買い戻し、再興へ乗り出したジョゼフ・ルフレーヴでした。フィロキセラ禍後の畑を丹念に整え、モンラッシェ周辺に優れた区画を集めたことが、今日の評価の基盤となっています。

その名声を決定づけた人物が、ジョゼフの孫娘アンヌ＝クロード・ルフレーヴです。1990年代からビオディナミ農法を段階的に導入し、1997年に全所有畑で認証を得ました。収量だけを追うのではなく、土壌の生命力とブドウ樹の均衡を尊重する姿勢は、透明感がありながら深いワインとして結実してきました。彼女の没後も、ブリス・ド・ラ・モランディエールのもとでその哲学は継承されています。グラン・クリュやPremier Cruだけでなく、村名ワインにも畑の出自を明瞭に刻む生産者として、評論家・愛好家双方から長く高い信頼を集めています。

### Puligny-Montrachet 2019に映る複数の村名畑とシャルドネ

このPuligny-Montrachetはシャルドネ100％で造られる村名AOCです。ドメーヌが村内に持つ複数の区画を組み合わせたキュヴェで、公表される畑にはLes Houlières、Les Meix、Les Tremblots、Les Partiesなどが含まれます。これらは村の比較的平坦な中腹から下部に位置し、粘土を含む石灰質土壌、場所によっては小石や白い泥灰土が混じります。Premier Cruほど斜面上部の痩せた土壌に偏らない一方、複数のTerroirが重なることで、果実の親しみやすさと石灰質由来の張りが両立します。

栽培では有機・ビオディナミの考え方を軸とし、健全で熟度のそろったブドウを選別します。圧搾後の果汁は澱とともに落ち着かせ、樽で発酵・熟成させるのが基本です。新樽の比率はヴィンテージやキュヴェごとに抑制的に調整され、木樽の風味で果実を覆うのではなく、質感と奥行きを与える役割を担います。樽熟成の後にはタンクで休ませる工程も採られ、瓶詰め時の調和を重視します。2019年は暑く乾いた生育期を経た年ですが、収穫時期の見極めによって、豊かな果実味に鮮明な酸を保った年と評価される傾向があります。

### グラスの中の物語

外観は、淡いレモンイエローに若々しい緑がかった光を帯び、グラスの内側をゆっくり流れる脚からは、果実の密度と適度な粘性がうかがえます。第一香にはレモンの皮、グレープフルーツ、青リンゴ、白桃、アカシアの花が現れます。温度が上がり空気に触れるにつれ、白い花粉、砕いたアーモンド、ブリオッシュ、濡れた石、ほのかな燻香が折り重なり、ルフレーヴらしい端正な複雑さを示します。

口に含むと、アタックは滑らかでありながら輪郭が明快です。熟した柑橘や洋梨を思わせる果実味が中盤で厚みを増し、樽由来のクリーミーな質感と細かなミネラル感が緊密に結び付きます。2019年らしい充実感はあるものの、酸が伸びやかに全体を引き締め、甘重い印象には傾きません。余韻には塩味を伴う石灰質のニュアンス、レモンオイル、ナッツ、白いスパイスが残ります。若いうちは冷涼な緊張感を楽しめ、適切に保管すれば熟成によって蜜、ヘーゼルナッツ、茸を思わせる表情へ向かうことが期待されます。国内市場では約70,000円が一つの目安ですが、流通量や保存状態による価格差は大きい銘柄です。

### 食卓を彩る料理――塩味と旨味を引き出す一皿

緊張感のある酸、樽熟成由来の厚み、石灰質の塩味を備えるため、繊細さと旨味を併せ持つ料理と好相性です。第一に、**平目のムニエル 焦がしバターとケッパーのソース**。白身魚の甘みをワインの果実味が受け止め、ケッパーの酸味が余韻のミネラル感を際立たせます。

第二に、**オマール海老のロースト 甲殻類のジュと軽いクリームソース**が挙げられます。海老の香ばしさと濃厚なソースには、2019年の充実した質感が寄り添い、後口は酸がすっきりと整えます。第三に、**鶏肉とモリーユ茸のクリーム煮**も好例です。茸の土っぽい旨味、鶏の脂、クリームのコクが、ワインに潜むナッツや熟成香の方向性と響き合います。和の食卓なら、**甘鯛の松笠焼きに蕪のピュレと柚子の香りを添えた一皿**も適しています。供出温度は10〜12度を起点とし、グラス内で少し温度を上げると香りの層が開きます。

### Puligny-Montrachet村とコート・ド・ボーヌの白いTerroir

Puligny-Montrachetは、ブルゴーニュ地方コート・ドール県、Côte de Beaune南部にある小さな村です。北はMeursault、南はChassagne-Montrachetに接し、村の中腹にはMontrachet、Chevalier-Montrachet、Bâtard-Montrachet、Bienvenues-Bâtard-Montrachetといった名高いGrand Cruが連なります。ルフレーヴの畑も、村の象徴であるChevalier-MontrachetやBâtard-Montrachet、Premier CruのLes Pucelles、Clavoillon、Les Combettesなどに広がり、その卓越した畑所有がドメーヌの核です。

村名畑は主に標高約220〜300メートルの東から南東向き斜面と、その裾野に展開します。ジュラ紀由来の石灰岩、泥灰土、粘土の比率が区画ごとに異なり、シャルドネに白い花、柑橘、火打石を思わせる香りと、緻密な酸の骨格を与えます。大陸性気候のもと、春の霜や夏の乾燥は生産者にとって常に課題ですが、適度な水はけと冷涼な夜間が緩急を生みます。Domaine Leflaiveの2019は、このPuligny-MontrachetというAOCの優雅さと、石灰岩に根差す厳格さを、村名格のなかで雄弁に伝える一本です。

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_本レビューは公開されている専門家評価・市場情報を AI が集約した推定値であり、執筆者による実飲に基づくものではありません。_
